三井マリ子さんの講演会に行ってきました。
(女性政策研究家)http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/
クオータ制の実現をめざす会 http://www1.odn.ne.jp/quota 主催
セミナー「世界一住みやすい国ノルウェーに学ぼう!」
三井さんの事前メッセージ
「長年、ノルウェーの男女平等を調査し、本・Webで紹介し
続けてきました。今秋もノルウェー外務省から支援を受け、
選挙を取材してきたばかりです。国会議員の約4割が女性
となったホットニュースを、その背景とともに映像で報告します」
ご存じとは思いますが、
「クオータ制とは政策決定の場に男女其々が4割以上となるようにする仕組み」
というわけで、講演内容はもちろんノルウェーの選挙事情が満載。
候補者の討論会、街頭での選挙活動や高校での模擬選挙の様子をはじめ
地方議会の様子などたくさんの写真と解説。
投票用紙(選挙公報の役割も担うもので、投票日の前からどこでも手に入る)
には日本とのあまりの違いにビックリ!!
とってもうらやましいノルウェー。
三井マリ子さんの著書でも
読んで知ってはいましたが、最新の生の情報はとても新鮮でした。
当日資料の中から
日本の公職選挙法との違いが顕著にわかる部分を抜粋します。
http://www.norway.or.jp/news_events/news/election_report1/
「選挙運動期間は、特にいつからと決まってはいない。
戸別訪問、ビラまき、集会など旧来タイプの運動に加え、
インターネットや携帯メールなど運動は多種多様だ。
無いのは、スピーカーをつけた宣伝カーによる連呼ぐらいだろうか。
(中略)テレビによる討論会も多い。
投票日が近づくと、全国の自治体の繁華街に
政党別の選挙テントが設営される。そのテントのそばで、
党員が選挙争点にどう取り組むかを書いた政党パンフレットや
候補者リストを手渡しながら、支持を呼びかける。」
さらには
「政党の数も多い。今年は23党が挑戦した。
こんなにたくさんの政党が立候補する背景には、立候補にあたって、
個人も政党もお金を1円たりとも負担しないでよいことがある。」
とにかく政治と市民の距離が近い!!
これぞ“選挙を市民の手に”です。
すばらしい!
先日の小沢幹事長の公職選挙法改正への動きに期待したいところ。
(ブログアーカイブ 10/21参照)
しかし、事前運動の禁止撤廃は聞こえてこない。
これを変えなきゃ、政党所属候補者と無所属候補者は同じ土俵で戦えないと思います。
まだまだ声を上げていく必要を強く感じました。
講演の様子を伝える インターネット新聞のjanjan記事
↓
http://www.news.janjan.jp/world/0911/0911243539/1.php
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