2010年3月7日日曜日

日本の選挙 どう変える?

「選挙を市民の手に」では
日本の選挙制度に対する市民の意識を知りたいと思い、昨秋よりアンケートを実施しました。
その結果から興味深い傾向が見えてきました。

◆選挙運動にインターネットを活用することには
 若い世代でも予想していたより賛同は少ない。


携帯電話・パソコン普及によるネット時代に加え、
隣国韓国での選挙のインターネット活用の様子 
などからしてもっと賛同が多いと思っていたの
ですが、「私はネットはやらないから・・・」とか
「インターネットを使える人と使えない人で不公平になる」などの理由から
むしろ「必要ない」との意見も相当数ありました。

◆選挙カー存廃については賛否両論  

政策論争できない連呼だけの選挙カーを否定する声が多くありました。
熟年~高齢世代では、日本の選挙イメージ=選挙カーでうぐいす嬢、白手袋、「お願いします!」が強いためか、
「選挙カーがなくなったら、候補者の名前もわからない」様の
心配の意見も少なからずありました。

◆公開討論会をテレビ・ラジオ・ネットでについては
世代の違いを超えて賛成多数


アメリカのテレビ討論などのように
候補者の活発な議論を気軽に見られることを期待する声が
多くありました。

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アンケート回収200程度
  
<アンケート内容>
① 世界ではインターネットも活用した、自由な選挙が行われていますが、日本では禁止とされています。
選挙にインターネットを活用することをどう思いますか?
□インターネットも活用した方がよい  □必要ない  □どちらともいえない   □わからない

② 選挙カーでは「名前の連呼」だけしかできない選挙法をどう思われますか?
□選挙カーをなくした方がよい  □今のままでよい  □どちらともいえない  □わからない


③ 選挙の盛り上げと投票率アップのため、アメリカ大統領選挙のような、立候補者の公開討論会を
テレビ・ラジオやネットでもっと積極的にやってほしいと思いますか?
□公開討論会をもっとやってほしい  □必要ない   □どちらともいえない  □わからない


④ 日本の選挙は事前活動(公示・告示前の立候補表明)が禁止されているために知名度があるタレントや
世襲候補者が有利になります。選挙の事前活動についてどう思われますか?
□もっと自由にした方がいい  □今のままでよい   □どちらともいえない   □わからない