2009年11月21日土曜日

ノルウェーの選挙事情

三井マリ子さんの講演会に行ってきました。
(女性政策研究家)http://www009.upp.so-net.ne.jp/mariko-m/

クオータ制の実現をめざす会 http://www1.odn.ne.jp/quota 主催
セミナー「世界一住みやすい国ノルウェーに学ぼう!」
  三井さんの事前メッセージ
   「長年、ノルウェーの男女平等を調査し、本・Webで紹介し
   続けてきました。今秋もノルウェー外務省から支援を受け、
   選挙を取材してきたばかりです。国会議員の約4割が女性
   となったホットニュースを、その背景とともに映像で報告します」
   
ご存じとは思いますが、
「クオータ制とは政策決定の場に男女其々が4割以上となるようにする仕組み」

というわけで、講演内容はもちろんノルウェーの選挙事情が満載。
候補者の討論会、街頭での選挙活動や高校での模擬選挙の様子をはじめ
地方議会の様子などたくさんの写真と解説。
投票用紙(選挙公報の役割も担うもので、投票日の前からどこでも手に入る)
には日本とのあまりの違いにビックリ!!

とってもうらやましいノルウェー。
三井マリ子さんの著書でも
読んで知ってはいましたが、最新の生の情報はとても新鮮でした。

当日資料の中から
日本の公職選挙法との違いが顕著にわかる部分を抜粋します。
http://www.norway.or.jp/news_events/news/election_report1/
「選挙運動期間は、特にいつからと決まってはいない。
戸別訪問、ビラまき、集会など旧来タイプの運動に加え、
インターネットや携帯メールなど運動は多種多様だ。
無いのは、スピーカーをつけた宣伝カーによる連呼ぐらいだろうか。
(中略)テレビによる討論会も多い。
投票日が近づくと、全国の自治体の繁華街に
政党別の選挙テントが設営される。そのテントのそばで、
党員が選挙争点にどう取り組むかを書いた政党パンフレットや
候補者リストを手渡しながら、支持を呼びかける。」

さらには
「政党の数も多い。今年は23党が挑戦した。
こんなにたくさんの政党が立候補する背景には、立候補にあたって、
個人も政党もお金を1円たりとも負担しないでよいことがある。」


とにかく政治と市民の距離が近い!!
これぞ“選挙を市民の手に”です。
すばらしい!
先日の小沢幹事長の公職選挙法改正への動きに期待したいところ。
(ブログアーカイブ 10/21参照)
しかし、事前運動の禁止撤廃は聞こえてこない。
これを変えなきゃ、政党所属候補者と無所属候補者は同じ土俵で戦えないと思います。
まだまだ声を上げていく必要を強く感じました。

講演の様子を伝える インターネット新聞のjanjan記事
          ↓
http://www.news.janjan.jp/world/0911/0911243539/1.php

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2009年11月6日金曜日

公選法改正に向け 総務省始動!!

またまた一歩前進!!

中日新聞ネット 2009年11月4日 22時30分より
 「原口一博総務相は4日、記者会見で、公選法が禁じるインターネットを利用した選挙運動について、解禁に向けた論点整理を総務省に指示したことを明らかにした。民主党の小沢一郎幹事長はネット利用や戸別訪問の解禁など選挙運動の自由化を盛り込んだ公選法改正案を来年の通常国会に提出する意向を表明しており、解禁に向けた法改正が現実味を増してきた。」
続きは↓
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009110401000849.html
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